
会長 渡辺正美
四季はたしかにめぐり、1月の総会もおえてまた楽しい活動の始まる春はもうすぐです。
昨年は、すぐには信じ難いことでしたが、スギヒラタケ騒動がありました。長い間食べ続けられた安全な食菌とばかり思っておったのに、腎臓の機能低下をもたらす成分を含む毒キノコということになりました。人によっては死に至るのですから、無駄な抵抗をしてもはじまらないと思いますが、最近になってなぜこういう事態が顕著になったのかと、やっぱり考え込んでしまいます。環境の変化に対応してある種の物質を作り出す菌類のもつ能力あるいは知恵とでもいえるものでしょうか。
環境の変化といえば、オゾン層の破壊や地球全体の温暖化の問題など、「生命維持装置」などといわれる人類(だけではない)生存条件そのものをおびやかすような深刻な事態が進行しているようです。キノコの世界だけが影響を受けない、などということはありえないことです。
わたしたちの会が、「地球を守れ!」などと行動することを目的としてはおりませんが、自然の一端とかかわりながら活動する会ですから、ときにはこんなことに目を向けるのも意義あることと思います。
貞山堀ぞいの松林を歩いてみました。まもなくここで、ショウロを見つけ、アミタケでかごをいっぱいにし、マツバハリタケやフユヤマタケに出合えた幸運(?)に、にんまりすることになるでしょう。
ともあれ、今年も美味しいキノコがいっぱい採れて、面白いキノコにもたくさん出合えて、「楽しかった」といえる行事を皆さんと一緒に作り上げていきましょう。
変 化