きのこの前ではみな平等                     

 002年はどんな年だったでしょう。深刻な不況からの出口が見えず、テロとそれへの報復戦争など、つらく、悲しい年でした。
 新年こそは、平和で、先の先の見通せる年にしたいものです。わが仙台キノコ同好会の一年は、どうだったでしょう。
 採集会など、計画されたすべての行事は、中止されること無く実施されました。
とくに、9月28、29日の両日、科学館で開催されたキノコ展は、2日間で延べ4,300人を越す大盛会で、これは記録です。 
 会の行事に1回以上参加された会員は、108名、のべにすると456名の方々が集いました。 
その上、大きな事故も無く終了できたことは何よりでした。 
 キノコは、ご存知のように、森の″縁の下の力持ち″です。 分解者として、または緑の植物との共生者として・・・・。この働きは地球全体に及ぶ壮大なもので、私などの想像をはるかに越えるものです。 
 いずれ、その規模、仕組み、秘密は、どんどん解き明かされていく事でしょう。
 わが仙台キノコ同好会もこのロマンあふれる流れの成果を享受していきたいものです。 
 当会は、昭和42年10月に設立されてから、今年で36年目になります。 歴史ある会です、いろんな出来事を包み込みながら、こんなにも長く続いてきたのは、どうしてでしょう。 
 山野に分け入って、きのこと出会えた時のあの感動が、人の心を捉えるからではないでしょうか。
原始の時代から、豊かな自然の恵みを受け取って生きてきた長い歴史が、人々の血の中に流れているから、と言っても良いのかも知れません。 
 ギスギスすることの多い近頃の世の中で、ほっとするひと時を共有する事のできる。 
この会は、そんな会だと私は思っています。 私が会長をお引き受けして、最初に「会員一人ひとり、きのこの前ではみな平等です。」と言う風な話を、確かしました。
会員おひとりおひとりのキノコとのかかわり方は、さまざまです。 
きのこ(菌類)の研究をされる方、栽培に情熱を傾ける方、せめて20種ぐらいの食用きのこを覚えたいと思って入会された方、
きのこ料理の大好きな会員さん・・・・。 みんながそれぞれの思いで一つの会に集って、今年も楽しい会にして行きたいものです。

                                           会長 渡辺正美 

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平成14年きのこ展

きのこ展のオブジェ